新年のご挨拶

 

新年のご挨拶

旧年に賜りましたご愛顧に有難く御礼申し上げます。
本年も何卒お引き立て賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

丸二年を経過したコロナ禍も、昨年にはワクチン接種も大きく進み
第五派以降、日本では新規感染者が少ない状況が続いています。
簡単に収束とは行かないまでも、このまま新たな大波が来ず
ウィズコロナといえる落ち着いた、自由に活動できる一年となってほしいものです。


コロナ禍では様々な行動が規制されました。
世の中が寛容さを失い、感染予防をしながらの行動であっても営業、
訪問が許されない雰囲気が醸し出されました。
これまで大切に取り組んできたことが
他の方から見れば不要不急であったのかと愕然たる思いに囚われることもありました。
しかし、企業として、たとえ制約があってもその状況で
出来る事を見つけて取り組まねばならないと思い知らされたのも昨年でありました。

近年はSNS等のオンラインツールの普及が進み、企業や個人、
誰もが様々な考えを発信することが可能となりました。
一つの意見が反響を得て、大きな社会現象となることもあります。
また、大きな声は誰しもの耳に入ってきますが、
SNS等に発信されない声や想いは直接拾い上げていかなければ気づかれないままとなります。
この小さな声や想いを拾い上げる意味でも、直接お客様と対応することが出来る
対面販売は強みとなり、活かすことが出来るのではないかと思います。
そして、弊社といたしましてもお客様と直接お目にかかれることを、
かけがえのない機会と考えております。

インタビュー記事の中に「効率至上主義の世界における『寄り道』の大切さ」という見出しを発見しました。
五周年を迎えたポケモンGOに関する記事でしたが、
現実に様々な場所を歩くことによって得られる体験の中に真実があると語られていました。
ポケモンGOは現実世界を舞台に歩きながら進めていくゲームアプリです。
遊びをきっかけに世界との接点を自ら増やしていくことの意味を解いておられました。
スマートフォンやパソコンによる効率追求だけではなく、実際に自分が動き、
行動することによって得られる体験をすれば「世界はもっと面白い」とのことです。
様々な実体験は想像以上に自らを成長させるものなのでしょう。

 

本年は寅年。十干十二支では壬虎(みずのえとら)です。
虎の文字は春の発芽の状態を表し、壬虎の意味は、「陽気を孕み、春の胎動を助く」とのことです。
冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力に溢れると言います。
コロナ禍という厳冬を越え、芽吹き大きく花開く年とせねばなりません。
弊社、富久屋といたしましても一回一回の商談の機会を大切にし、
お客様の声を聴き、活かす企業として邁進致します。

本年も何卒宜しくご指導ご鞭撻のほど重ねてお願い申し上げます。

令和四年 元旦

 

高級菓子問屋 富久屋    

代表取締役会長 小林光代    
代表取締役社長 小林憲正